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【パプリカのドルマ風ライス詰め】ダッチオーブンレシピ♪お米を詰めたトルコ料理アレンジ

ご飯・パン

大きなパプリカが手に入ったので、少し手間をかける料理をしてみたい。

と言っても、混ぜるボールと鍋がひとつあればできてしまうので、決して難しい料理ではない。

トルコ料理では「ドルマ」、ギリシャ料理では「イェミスタ」という、野菜にお米を入れて煮上げる料理がある。どちらも『詰め物をした』という意味で、パプリカだけではなくトマト、ピーマン、玉ねぎなど様々な野菜にお米を詰めるのだそうだ。

日本では「肉詰め」などはよくあるが、「米詰め」はあまり聞かない。
というわけで、今回はパプリカにお米を詰めた料理を紹介したい。

【パプリカのドルマ~カレー風味~】レシピ

使った道具

lodgeサービングポット2qt

ボール(など、具材を混ぜるもの)

材料(3人分)

  • パプリカ  3個(2個)
  • 米   3/4合(1/2合)
  • ひき肉   75g(50g)
  • 玉ねぎ   1/3個(1/4個)
  • 塩    小さじ2/3(小さじ1/2)
  • コショウ  少々
  • カレー粉   大さじ1(大さじ3/4)
  • ガラムマサラ 少々

【煮汁の材料】

  • 水    500ml位
  • コンソメスープの素 小さじ1
  • 塩コショウ  少々

作り方

  1. 米はといで15分ほど浸水させ、水を切っておく。パプリカはへたに沿って切り落とし、中の種も細いスプーンなどを使って外しておく。玉ねぎはみじん切りにする。
  2. ボールに米、挽肉、玉ねぎ、塩、コショウ、カレー粉、ガラムマサラを入れ、よく混ぜ合わせる。
  3. パプリカに2を入れる。途中やさしく押しながら詰めていく。お米をふっくらと炊き上げたいのであまり詰め込み過ぎないようにしよう。最後に切り取ったヘタで蓋をする。
  4. サービングポットに具材を詰めたパプリカを入れ、水を鍋の1/3程度の高さまで入れる。そこにコンソメスープ、塩コショウをしたら、蓋をして火にかける。
  5. 弱火の中火で水が煮立ってきたら、弱火で20分じっくりと煮る。
  6. 火を止め、15分蒸らしたら出来上がり。
  7. お好みで、塩コショウ、ケチャップ、ヨーグルトソースなどをかけて食べる。

※ヨーグルトソースは、トルコ料理やギリシャ料理の定番ソース。ヨーグルト(無糖)、ニンニク、塩を混ぜたシンプルなソースだ。簡単なので是非試してみてほしい。

『ヨーグルトソース』作り方

ヨーグルト100ml、おろしにんにく 小さじ1、塩少々を混ぜ合わせて出来上がり♪

ポイント

しっかり煮込まれたパプリカは驚くほど甘い。
なので、中に入れる具材は少し塩やスパイスが効いているとメリハリがでる。

今回はスープで煮ているだけなので塩を効かせているが、少し控えめにしてケチャップやソースをかけると一層美味しい。

トルコ料理ではヨーグルトソースをかけることが多いらしい。本場の味がどんなか正確には分からないが、我が家では無糖のヨーグルトにニンニクチューブと塩で味を付けている。食材全体にコクがプラスされて、とても美味しくなる。

また、煮込んだスープは良い出汁がでている。捨ててしまうのはもったいないので、ぜひスープとして飲んでいただきたい。もしくはパプリカライスにかけて、雑炊のようにして食べても美味しい。

鍋の大きさに対してパプリカがうまく収まればいいが、鍋が大きい場合はジャガイモや人参、玉ねぎなどを入れて煮ると安定する。出来上がったらそのままポトフとして出すことができる。

ドルマってどんな料理?

ドルマとは、辛味の効かせた米、挽肉、玉ねぎ、香味野菜などを混ぜものを、ブドウの葉で包んだ料理をいう。
さらにブドウの葉だけではなく、キャベツ、パプリカ、中をくり抜いたズッキーニ、かぼちゃ、なすなどに詰めた料理もドルマといわれる。

呼び方こそ異なるが、中央アジアから北アフリカまで広い地域で食べられている食べ方だ。手間がかかることから古くはご馳走とされていたようだが、メインではなく前菜やサイドディッシュとして出されるらしい。


また、ドルマは温菜、冷菜どちらも美味しく食べられる。肉が入るものは温菜、肉が入らないものは冷菜として食べられることが多いのだとか。

「ドルマ」の語源と各地のドルマ

トルコ語で「詰める」を意味する動詞「dolmak」の受動態。「詰められた」「詰めたもの」を意味している。

トルコの料理のドルマには、「テルビイェ」と呼ばれる卵黄とレモン汁で作るソースや「サルムサクル・ヨウルト・ソス」というヨーグルトとニンニクのソース、または櫛形に切ったレモンが添えらえる。

野菜以外でも、ムール貝の外套膜や、魚、鶏肉などに詰めたものもドルマになるそうだ。

一方ギリシャ料理では、野菜の葉で包むものだけをドルマ(ドルマダキ、ドルマデス)と呼び、くりぬいた野菜に詰めものをするタイプのドルマは「イェミスタ」と呼ぶのだそうだ。トルコ料理同様、レモン汁と卵黄のソースが添えられる。

アルジェリアとイラク以外のアラブ諸国では、アラビア語で「詰められたもの」を意味する「マハシー」と呼ばれ、エジプトでは、詰め物をした野菜をトマトジュースと水で蒸し煮にしたものを特にドルマと呼ぶのだそう。

ちなみに現在日本でも食べられているロールキャベツのルーツは、ドルマだという説がある。

まとめ

一見、手が込んだ料理に見えるが、意外と簡単にできてしまう。
見た目もカラフルなので、おもてなしにも最適だ。

アウトドアでもテンションが上がる一品、是非お試しあれ♪

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