豚の角煮というと、肉の油と臭みを取り除くために、一度茹でこぼして煮るというのが一般的。
今回は、ダッチオーブンを使って豚の角煮を作るということで、アウトドアを想定して、なるべく手間を省き、茹でこぼしをしないやり方を紹介します。
余分な油や臭みを極力取り除き、それでいて肉の旨味は丸ごと煮込んだ、ホロホロと崩れる豚の角煮が屋外でできあがります。
香ばしい醤油味で、キャンプやアウトドアでホッコリするのも、たまにはアリ♪やっぱり日本人だな~と感じる瞬間でもあります^^。
もちろん家庭でも!洗い物も少なく、ほぼほったらかしの簡単レシピです。
ダッチオーブンで『豚の角煮』レシピ
使った道具
- ダッチオーブン 10 1/4 インチ
- キッチンペーパー
- 小鍋(茹で卵を作る用)
材料
- 豚バラ肉ブロック 700g
- サラダ油(炒める用)適量
- ねぎの青い部分 2本分
- 生姜 1片分
- 水 1000ml
- 酒 100ml
- 砂糖 100ml
- 醤油 100ml
- ゆで卵 4~5個
- ねぎ(薬味用) 適量
- 練りからし 適量
作り方
1、材料を切る
豚バラ肉のブロックは約4×6センチの角型に切る。生姜はよく洗い薄切りにする。
2、豚バラ肉を炒める
ダッチオーブンはしっかり熱しておく。弱火にして油をひき、食べやすく切った豚バラ肉を脂がある面を下にして焼く。焦げ目をつけながら、5~6分程度かけて全面を焼く。
一旦火から下ろし、キッチンペーパーで鍋底の油をふき取る。
3、下茹でをする
水、ねぎ(青い部分)、生姜を入れ、強火にして煮立たせる。浮いてきた灰汁はすくい取る。弱火にし、蓋をして30分茹でる。ねぎを取り除き、浮いた油をすくい取る。
4、茹で卵を作る
下茹でをしている時間を利用し、別鍋でゆで卵を作っておく。
5、調味料を入れて煮込む
肉が鍋のお湯に浸っていることを確認したら、砂糖、酒、醬油を入れひと煮立ちさせ、蓋をして弱火で30~40分煮込む。
6、ゆで卵を入れてさらに煮る
ゆで卵を入れ、さらに20分煮込む。
7、余熱で味を染み込ませる
火を止めて30分程度余熱で味を染み込ませる。
ポイント
今回は茹でこぼしをしないので、初めにお肉を焼き余分な脂を落とします。肉からでた脂はできるだけきれいに拭き取ってしまいます。
臭みを消すため、ねぎと生姜を入れて30分しっかり茹でます。この時出た灰汁や浮いた油をきれいに取り除くのがポイント。
また、下茹でが終わったところで、ねぎだけは取り出します(クタクタになってしまうので)が、生姜は最後まで入れて煮ます。
ロッジのダッチオーブンには、蓋に突起が付いていて煮汁が落ちる仕組みになっています。とくに落とし蓋はなくて大丈夫。味を付けたら好みの硬さに煮えるまでほったらかしです。(突起がない場合は落とし蓋やクッキングシートを落とし蓋代わりにしても)
今回の調理時間でも、箸で切れるほど十分柔らかくなります。もっとトロトロにしたいという場合はもう20~30分ほど長く煮込んでみてください。
その際、煮汁が少なければ肉が浸る程度に水を足してくださいね。
仕上げに刻みネギや練りからし、柚子胡椒などもおすすめです♪