秋の味覚「栗ご飯」。
栗を剥く手間はかかるものの、それを度返ししても食べたいと思う^^。
今回ははじめて、栗ご飯を鉄鍋(サービングポット)で炊いてみた。
予想通りホクホクの美味しい栗ご飯ができたので紹介させていただきたい。
秋の味覚『栗ご飯』レシピ
使った道具
サービングポット(2qt)
材料
- 米 2合
- 栗 15個くらい
- ★酒 大さじ2
- ★みりん 大さじ1
- ★塩 小さじ1
- 水(★の調味料とあわせて)400㏄
- 炒りゴマ 適量
作り方
◆栗の剥き方◆
- 栗は50~60℃の熱いお湯に1時間程度浸し、鬼皮を柔らかくしておく。
- 栗の底の部分を切り落とす直前まで包丁で切れ目を入れたら、手に持ち替えて切った部分から鬼皮を剥ぐようにむいていく。
- 鬼皮が剥けたら、包丁で渋皮を剥く。
- むいた栗は10分程度水にさらし、ザルに上げて水を切る。
- 米は研いだら30分浸水させ、ザルにあげて水をきっておく。★の調味料は計量カップに合わせ入れておく。
- サービングポットに米を入れ、★の調味料を合わせて400㏄にした水も入れる。その上に栗を乗せ、平らにならす。
- 蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火で15分煮込む。
- 火を止め15分蒸らしたら出来上がり。
- お好みでゴマを振りかけて。
ポイント
今回に限った話ではなく、鉄鍋で炊飯する際にはお米の浸水と蒸らしがとても重要だ。ふっくら炊き上げるために、浸水&蒸らし時間は必ずとろう。
加熱時間は、道具や環境によって変わってくる。季節や気温でもかなり違うので、その時の状況を見て調整していただきたい。
ここからはあくまでも私が日頃意識していることなので絶対かはわからないが、よければ参考までに・・・
加熱時間の調整は、いつも次のようなことを目安にしいる。
まず見るのは鍋と蓋の隙間から出る蒸気だ。シューシューと勢いよく蒸気が出ているうちはまだ水分がある。この蒸気が弱まり落ち着いてきたら、そろそろかな…と思う。
次に音を聞いてみる。ボコボコという音がするうちは水分があるが、この音が聞こえなくなったら、水分はほぼなくなっている状態だ。さらにピチピチという音になったら、これ以上は焦げる可能性があるので火を止めている。
ただ、メスティンや飯ごうと違い、ダッチオーブンの場合は音がたいへん聞き取りにくい。特にアウトドアでは厳しい。焚火などは耳を近づけることすらできないTT
そこで次に、鍋から出ている蒸気の臭いをチェックする。パタパタと手で臭いをたぐり寄せ、少しでも焦げた臭いがしたら、すぐさま火を止めてほしい。
ダッチオーブンやサービングポットのシーズニングは必須!
炊飯に限ったことではないが、ダッチオーブンやサービングポットなどの鋳鉄製の鍋は、きちんとシーズニングされていることが大前提だ。
シーズニングができていない鉄鍋で炊飯したご飯は、錆びを吸収して色は黄色くなり、鉄臭さでとても食べられる状態ではなくなる。
昔、このご飯を作ってしまった経験がある。主人を驚かそうと、普段使っていないダッチオーブンを使ってご飯を炊き、墓穴を掘ってしまった。当然だよとばかりに呆れられてしまった。
そんなご飯は我慢すれば食べられるという代物ではなく、あえなく廃棄となってしまった。
シーズニングは鋳鉄の表面に膜を作ることで表面を保護し、食材がくっつかないようにすると同時に、鍋そのものの保護をする役割もある。
逆に、手入れさえしっかりできていれば、一生ものの調理器具となる可能性を秘めている。
少々面倒に感じるかもしれないが、決して難しいことはないので、是非こまめに手入れをしたい。
シーズニングの仕方はこちらの生地へ
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