ちょっとだけ手抜きをしたいとき、あると便利なのが冷凍食品ですよね。
そして、ご飯のおかずだけでなく、お弁当におやつに、大活躍してくれる強い味方が冷凍コロッケです!
・・・が!
黒焦げになってしまったり破裂させてしまったり、
冷凍コロッケを揚げるのって意外と難しいのよね、と感じている方も多いのでは。
この記事は、幾度と失敗を重ねてきた筆者が、最終的に行き着いた冷凍コロッケを揚げる方法を紹介sています。
冷凍コロッケを上手に揚げるポイント
冷凍のまま揚げる
冷凍コロッケが破裂してしまう原因の多くは、解凍されたものを揚げている場合が多いです。
解凍すると衣よりも先に、タネに火が通ってしまいます。するとタネの中から水蒸気が発生し、その圧力によって衣を突き破って中身が飛び出してしまうというわけです。
油の温度は適温に
揚げ物で注意しなくてはいけないのは、なんといっても油の温度です。
冷凍コロッケを揚げる際に油の温度が高温過ぎると、中に火が通らないまま衣だけが黒焦げになってしまいます。
それだけでなく、冷凍食品には氷の粒がついていますので、油跳ねの原因となり非常に危険です。
また、逆に低温すぎると必要以上に油を吸ってしまい、油っぽいコロッケになってしまいます。
冷凍コロッケを揚げる油の適温は170℃程度の中温です。
一度水で濡らした菜箸の先をふきんで拭き取り、油につけたときにすぐにシュワシュワと細かい泡が出るくらいが適温の目安です。
またはパン粉を落として、すぐに浮いてシュワシュワと泡がでていたら準備OKです。
ビチビチと勢いよく泡が出る場合は高温ですし、徐々に泡が出るのはまだ温度が上がりきっていないので注意しましょう。
一度にたくさん揚げるのはNG
油の温度の適温は170℃ですが、ここに冷凍の食材を投入することで温度が低下します。
冷凍コロッケに限らず、この時に生じる温度差がなく、なるべく一定の温度が保たれていると美味しい揚げ物ができます。
そのためには、一度にたくさん揚げるのはNG。
油の表面積の半分以下を目安に、少しずつ揚げるのがポイントです。
投入直後のコロッケは触らない
油に投入した直後の冷凍コロッケはとても柔らかく崩れやすいです。
揚がり具合を確認するために、つい触ってしまいがちですが、破れや崩れの原因となりますので極力触らないようにしましょう。
また、冷凍コロッケを投入した後、鍋底にくっついてしまうことがあります。これは油が少ないときによくあります。このとき焦って剥がすと、衣が破ればらばらと崩れてしまいます。
油の温度が上がり食材の水分が飛んで衣が固まってくると、大抵はきれいに剥がれますので焦らず待ちましょう。
スキレットをオススメする理由
冷凍コロッケに関して、幾度となく失敗を繰り返してきた筆者ですが、スキレットを使うようになってからほぼ失敗なし。ほぼ毎日スキレットが活躍していますのでご紹介しますね。
油の量が少なくてよい
普段はお弁当のおかずに1個だけ揚げることが多いので、使うのはもっぱら小さなロッジの6 1/2インチのスキレットです。
底面の大きさは直径12㎝ほどで、とにかく油の量が少なくて済むのが嬉しいポイントです。余った油の処理も簡単です。
油の温度が下がりにくい
鋳鉄製のスキレットは、蓄熱性に優れているので、冷凍コロッケを揚げる際も急激な温度の低下がありません。そのためムラなくきれいに揚がります。
手入れが楽
スキレットは手入れが面倒だと考える方も多いかもしれませんね。
鋳鉄製の鍋にできるサビは、食材に含まれる水分や塩分、酸などが原因です。ですので、作った料理は、なるべく早く鍋から取り出し、鍋を洗うことで、錆びを発生させないようにします。
その点、揚げ物料理はサビの心配はほぼありません。使えば使うほど油がなじむので手入れもとても楽です。油を拭き取ったら、たわしで軽く洗い火にかけて乾かすだけ。表面にはきれいな被膜ができるので、そのあと油を塗るなどしなくて大丈夫です。
スキレットで冷凍コロッケを揚げる
ここからはスキレットで冷凍コロッケを揚げる方法です。
1、スキレットに油を5㎜ほど注ぎ、中火にかける。
2、油の温度を確認したら、冷凍コロッケをそっと入れる。弱火で4分揚げ裏返す。
4、さらに4分揚げ、きれいなきつね色になったら完成。
スキレットでもう一品
コロッケを揚げたあとは、ちょっとした炒めものをするのに便利です。
今回はきんぴらごぼうを作り、お弁当に入れました。
【きんぴらごぼうレシピ】
余分な油をキッチンペーパーなどで取り除き、ごぼう・人参を炒め、白だし・醤油で味付けします。最後にごま油を回しかけ、白いりごまをまぶして完成。
まとめ
主婦の強い味方冷凍コロッケ。
コロッケに限らず、最近はさまざまな冷凍食品がでていますので、上手に取り入れていきたいものですね。
スキレットをお持ちでしたら、ぜひお試しください♪