今回は、春の七草のひとつ「せり」をアヒージョにします。
シャキシャキ触感と独特の香りで、春を感じながら一味違ったアヒージョを味わってみては?
『セリのアヒージョ』レシピ
使った道具
スキレット 10 1/4インチ
材料
- セリ 2束
- ちくわ2本
- ウズラの卵(水煮)
- オリーブオイル 150㏄
- にんにく 2片
- 塩 小さじ1(お好みで調整)
- 粗挽黒コショウ 適量
作り方
1、下準備
セリは根の部分まで食べることができるので、よく洗って水を切っておく。にんにくは粗みじん切り、セリは約4㎝、ちくわは約2㎝程度の長さに切る。
2、油の味を決める
スキレットにオリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れて弱火にかけ、じっくりとオイルににんにくの香りを移す。香りが出てきたら、塩と粗挽コショウを加えて味を整える。
3、具材をオイルで煮る
ちくわ、ウズラの卵を入れ、ある程度火が通ったところに、セリをひとつかみ加える。セリが少ししんなりとしたら出来上がり。
セリは一度にすべて入れるのではなく、数回に分けて入れ食べ終えてからその都度追加する。
※上の画像はセリを入れすぎてますね。もう少し小分けに投入するのがオススメです。^^
ポイント
セリは根も食べるのが美味しさのポイントです。
泥が残っている可能性があるので、たわしなどでよく洗っておきましょう。
セリの良さはなんといってもシャキシャキ感。数回に分けて入れることで最後までシャキシャキ感を楽しむことができるのでオススメです。
「セリ」は栄養の宝庫
セリ(芹)は、セリ科セリ属の多年草で、数少ない日本原産の野菜のひとつです。
春先に水田の畔道や湿地などに生えている野草として知られていますが、実は立派な野菜として多くの地域で『養液栽培』されています。
独特な香りを持つ「香草」ですが、野菜としては「緑黄色野菜」に分類されますので栄養面でもかなり期待ができます。
セリの栄養
カロテン、葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄などが豊富に含まれており、貧血予防の効果があります。香り成分である精油成分には、リラックス効果があります。フラボノイドの一種であるケルセチンには抗酸化作用があり、カロテンやビタミンCとの相乗効果で、がん予防が期待されています。
引用:wikipedia
セリが持つ香りや、ビタミンCやカリウムなどの水溶性栄養成分は、加熱しすぎると失われてしまうので、なるべく加熱時間を短くするのがポイント。
調理法
食べ方はおひたしや酢の物のほか、鍋物や油炒め、天ぷら、煮びたしなどさまざまです。
セリの生産量が多い宮城県の「せり鍋」や、秋田県の郷土料理「きりたんぽ鍋」にもセリは欠かせない具材です。
アク抜きは必要?
通常、スーパーなどで見かける栽培されているセリは、アクがほとんどないのでアク抜きの必要はありません。
一方、春に出回る天然の『野セリ』はアク抜きをするのがおすすめ。といっても1分ほど茹でたものを30分程度水に浸けて置いておくだけと簡単です。
天然の場合、肝蛭の感染予防のため、とにかくしっかり洗ってから調理しましょう。
まとめ
さまざまな料理に使われるセリですが、オリーブオイルとニンニクにもとてもよく合います。
春の食卓に、またキャンプやアウトドアでも、季節を感じながら旬の野菜をぜひ堪能してみてください。