いただきものの「シナノスイート」がたくさんあったので、久しぶりにアップルパイを作ろうと思い立ちました。
今回は、カスタードクリーム入りのアップルパイをスキレットで焼き上げます。
スキレットはそのままオーブンに入れることができるので、ケーキ型としても大活躍します。
そして、何を隠そう以前の私は煮た林檎が大の苦手でした^^;。
それを克服したのがカスタードクリーム入りアップルパイを紹介します。
りんごの種類別レシピも紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
『カスタードアップルパイ』レシピ
使った道具
スキレット(8インチ・直径約20㎝)
※オーブン使用
材料
【フィリング】
- りんご(シナノスイート) 大2個(約400g)
- グラニュー糖 60g
- レモン汁 小1
- 無塩バター 10g
※参照記事↓
【カスタードクリーム】
- 卵黄 3個
- グラニュー糖 70g
- 薄力粉 大さじ2
- 牛乳 400㏄
- バニラオイル 少々
【パイ生地】
- 冷凍パイシート(11×18㎝) 4枚
- 卵(仕上げ用)
作り方
【フィリング】
- りんごは芯と皮をむき、くし形に薄切りにする。(今回は24等分している)
- フライパンを火にかけ、弱火で無塩バターを溶かす。
- りんごを入れ、バターをなじませるように炒める(1~2分)
- グラニュー糖とレモン汁を加え、強火にして軽く混ぜ合わせる。煮立たったら弱火にして落とし蓋をして7~8分煮込む。
【カスタードクリーム】
- 鍋に卵とグラニュー糖を入れ、泡だて器で白っぽくなるまでよくかき混ぜる。
- 振るった薄力粉を入れ、粉が見えなくなる程度まで混ぜ合わせる。
- 沸騰直前まで温めた牛乳を少しずつ数回に分けて加え、その都度よくかき混ぜる。バニラオイルも加える。
- 中弱火にかけ、好みの固さになるまで木べらでかき混ぜながら加熱する。(常に木べらを動かす。固まりだしたら手早く混ぜる)
- バットに移し、カスタードクリームににラップを密着させるようにかけ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
【アップルパイを作る】
- オーブンを180℃に余熱しておく。
- パイシートはあらかじめ解凍しておく。➀26センチ四方 ②20センチ四方 が1枚ずつできるようにめん棒で延ばす。小さい場合は端を1㎝ほど重ねて繋ぎ合わせる。
- ➀の大きい方のパイシートをスキレットの底に敷き詰める。スキレットの縁まで織り上げ、縁からはみ出た部分はハサミでカットする。敷き詰めたパイ生地全体にフォークで穴をあけておく。
- カスタードクリームを入れ、均一にのばす。
- カスタードの上に、りんごのフィリングを並べる。
- ②の小さなパイシートに包丁で切れ目を入れ、スキレットに網をかけるように乗せる。縁からはみ出た部分はカットする。
- カットしてできたパイ生地をまとめ、太さ1㎝の紐にする。これをスキレットの縁に重ね、フォークで押し付けるようにしてつける。
- 表面に卵黄を塗る。
- 余熱したオーブンに入れ、30分焼く。
ポイント
フィリングは、今回は甘味の強いシナノスイートで作ったので、少し砂糖を控えめにしています。
林檎の品種によって、砂糖の量を調節してみてください。
↓
焼きたての熱々を食べても美味しいですが、冷めても、さらには冷蔵庫で冷やしても美味しいです。
苦手だったアップルパイを克服したレシピ
冒頭にも触れましたが、昔(30年以上昔の若かりし頃)アップルパイが苦手だった時期がありました。アップルパイというよりは、火を通した林檎が好きではなかったんです。
林檎が身近にあったせいか、りんごを煮るなんておかしな話、りんごは歯ぐきから血が出る勢いで生でガブリとかじるのが最高の食べ方だ!と勝手に決めていたんですね^^;どうも柔らかく甘く煮込んだ林檎を受け付けることができなかったわけです。
ある日、友人の家にお邪魔した際に出してくれた手作りのアップルパイ。
前もって準備をしてくれていた手前、まさか「アップルパイ苦手なのよ」とは言い出せず・・・。
それが一口食べた途端、今までのアップルパイのイメージをガラリと変えてしまったんです。その美味しさといったら!甘いカスタードと甘酸っぱく似た林檎が絶妙で、衝撃を受けたのを覚えています。
その話を友人にしたところ、「実は私もなのよ、酸っぱいアップルパイは嫌なの。だからカスタードを入れてるんだよ」と、驚くべき答えが返ってきて、二人して笑ってしまいました。
今では普通のアップルパイも、焼きりんごやコンポートも好きですが、やっぱりカスタード入りのアップルパイは私の中では特別な一品です。
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